小説 鷹の口づけ


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本誌沿い

にゃん  〜知世の日本国語講座のその後〜

2015.07.04  *Edit 

「にゃん」
前が肌蹴たファイが黒鋼に抱きついた。
「お、おい・・・それ、誘ってんの・・・か?」
「んー?」(なんて言ってるの?)
ファイは黒鋼を見上げた。ちょっと小首を傾げる仕草に黒鋼の心臓は痛いほどにドキドキと鳴っていた。
「あ、いや、嫌じゃねぇが、むしろ・・・此処じゃなくて・・・」
「んー?」(なんて言ってるの?)
ファイはもう一度小首を傾げた。
「だぁっ!」
黒鋼は叫ぶとひょいとファイを抱え上げ、白鷺城の中を走り出した。
廊下の手摺りに足をかけ、大きく跳ぶと階下、庭へと降り立つ。
「?」(黒たん突然走り出してどうしちゃったのー?)
黒鋼は城とは別棟の建物の中へと入ると、やっとファイを下ろし、扉に内カギを掛けた。
「くろбы, что деятельность?」
ファイがセレス語混じりで問いかけた。
「日本語がわからない奴は黙ってろ」
「ぶー」
ファイは「黙ってろ」はわかる。初めて言われた時、指を1本口の前で立てて言われたからすぐに覚えた。それに、話せなくとも意味がわかる言葉は結構あるのだ。
黒鋼がファイの手を掴み奥へと引っ張ってゆく。あまり広くないが真っ直ぐ延びる廊下の右側に幾つか部屋があって、黒鋼は今まで通り過ぎた部屋の中で一番立派な部屋に入るとパシンと音を立てて襖を閉めた。
「くろ・・さま・・・что деятельность?」
「ここは待機中の俺の寝所だ」
「たい・・?し・・ん・・жь?」
ファイが言葉を発した瞬間、黒鋼はがばりとファイの上にのしかかった。
「Плохо!」
黒鋼は舌でファイの胸の飾りをぺろぺろと舐め始め、ファイはすぐにはぁはぁと息を吐き始めた。もう一方の飾りを指で摘み、キュッと力を入れるとファイは艶めかしい嬌声を上げた。
「ああぁん・・・」
「いいな・・」
黒鋼はファイの中心を掴むと扱き始めた。
「ああっ、く・・・はぁ・・・・」
黒鋼は既に解けていた帯を放り投げ、自分も着物を脱ぎ捨てた。
「着物をきちんと着れないなら脱いでも同じ事だろ?」
「きもの・・・はぁん・・・」
黒鋼はファイに通じるか自信がなかったが、言葉を発してみた。
「誰に『にゃん』と啼けと言われた?知世か?」
「・・・にゃん・・・ともよ・・・?」
あぁそうか。
「ともよひめが・・・Я говорю Нья, сказал・・・ああんっ・・・」
「日本語で言え」
黒鋼は意地悪にそう言うと、胸を舐めながらファイの腰を抱き、後孔を解し始めた。
「はぁっ・・・ひめ・・・がああっ・・・」
ファイの中で黒鋼の指が蠢いている。
「きも・・の・・・きる・・・にゃんいう」
くろがねはやっぱな、と呟くと
「『にゃん』と啼くと、こうなるんだってわかったか?」
と言ってファイの一番敏感な場所を指で押した。
「ああっっんっっ・・・」
ファイの中心からたらたらと体液が零れる。黒鋼はファイを俯せにするとその体液を取り、後孔にたっぷりと塗りつけた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
「いくぜ?」
黒鋼はファイの中に一気に侵入した。ファイの中を電流が駆けめぐり、黒鋼もまたその様子にただただ昂奮していた。
「くろ・・さ・・・ま・・・も・・・Взимается более・・・」(もっとちょうだい)
「日本語で言え」
「にゃぁん・・・」
ファイは泣きそうな顔で振り向こうとして頭を振りイヤイヤした。黒鋼が最奥を何度も突く。
「ああぁっ・・・Нравиться・・・くろ・・・すき・・・す・・・き・・・」
「それだけか?」
「ちょう・・・だい・・・すき・・・」
ファイのとぎれとぎれに紡がれる言葉が、もっと欲しいとも聞こえて黒鋼はますます力が籠もり、ファイの中を激しく掻き乱した。
「ああぁっ・・・・」
ファイは放出し、黒鋼は一度結合を解くとファイをそっと布団へ横たえた。弛緩した脚を開き、持ち上げるとまた挿入する。
「ああっん・・・」
「どういう時に『にゃん』というのが正しいのか、わかったか?」
「ふうぅん・・・はぁっ・・・は・・・い・・・ああっん」
再びファイの一番悦い所を突いた時、黒鋼もまた放出したのだった。
「どんな時なら『にゃん』と言っていいんだ?」
二人布団に転がったまま、黒鋼は問うた。
「する・・・とき・・・」
真っ赤になって答えたファイの金髪をなでながら、黒鋼は言った。
「服が乱れてる時に絶対ぇ言うなよ」
ファイはこくんと頷いた。
「Одежда является то, что я хочу исправить?」
(服を直して欲しい時はどう言うの?)
「セレス語なんざ知るか。自分で考えろ」
質問されたと分かった黒鋼は意地悪にそっぽをむいた。
「せれす・・・???」
(よくわかんないけど・・・『にゃん』は、黒様だけにしよ)
そして忍軍招集を告げる伝令が待機所の扉をどんどんと叩くまで、二人は着物に手を触れる事はなかった。


END

 



解説
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 このお話はみるく様が当時運営されていた黒ファイ漫画サイトに掲載されていた「知世の日本国語講座」という短編漫画のその後のお話です。
日本国永住後、すぐの頃が舞台で、知世姫がファイに日本国語を教えるという名目で、黒鋼に言わせると『余計なこと』をファイに教え込んだというある意味悪戯ですね。
 残念ながらみるく様の黒ファイサイトは数年前に閉鎖されてしまい今では読むことは出来ませんが、少しでも漫画を想像出来る作品になっていたら良いなと思います。

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