小説 鷹の口づけ


スポンサー広告

スポンサーサイト

--.--.--  *Edit 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



*Edit TB(-) | CO(-) 

パラレル 」
黒ファイ地球防衛軍

8.交際宣言

2013.02.15  *Edit 

8.交際宣言

ところがファイは久しぶりに熱を出してしまった。夕方になって少し落ち着いた頃、黒鋼が見舞いにやって来た。
「ファイ、大丈夫か?」
そう言いながら部屋に入って来た黒鋼は、ファイを見て絶句して。真っ赤になって一声叫ぶと部屋を飛び出した。
「わりぃっ」
ファイも思い出した様に叫んだ。
「きゃぁっ!」
ファイはちょうど汗をかいた下着を着替えていたところで。まぁ要するに裸だったのだ。

黒鋼はドアの外に出るとファイの姿を思い出した。なんか、変だったような・・・。
と、ドアが開いてファイが顔を出した。
「もういいよ」
「あぁ、体調はどうなんだ?」
二人とも真っ赤になりながら部屋に入った。
「うん。思ったより早く熱が下がったから明日は行けると思う」
「ばーか、明日は土曜。休みだ」
「あっ・・・」
二人は同時に笑い出した。黒鋼は、ふと思い出して言った。
「そうだ、明日は部活があるけど明後日は休みなんだ。それをついでに伝えようと思ってたんだが。せっかくの休みだから久しぶりにデートしようぜ?」
「えーっ!デート? 久しぶりって??」
ファイは驚いて大きな声を上げた。黒鋼は怪訝な顔をしている。
ファイと黒鋼は別に付き合っているわけではない。自分は告白していないし、大好きな黒鋼に好きだなんて言われたら一言一句忘れる筈もない。ファイは混乱していた。
「なんだよ、嫌なのか?」
黒鋼の不機嫌そうな声にハッとして、ファイは慌てて答えた。
「も、もちろんイヤじゃないよ、すっごく嬉しい。で、でも本当にオレでいいの?」
どもりながら尋ねたファイに黒鋼は不思議そうにしながら言った。
「なんで自分でいいか訊く方がわかんねぇよ、付き合ってるんだから当たり前だろう」
ファイは驚きと喜びで失神しそうだった。何とか意識を保つ。
「オレ達付き合ってるんだっけ?」
「はぁ?」
黒鋼からすれば世にも奇妙な質問だったに違いない。
「好きでもない奴と弁当食う訳ねぇだろう」
「でもお友達となら・・・」
真っ赤になって俯きながら、まだグチグチというファイの言葉を遮るようにして、黒鋼はファイの頬に触れた。ファイはぴくっとして顔を上げた。黒鋼の顔が近付いて来る。
ファイは瞳を閉じた。

「信じられるか?」
黒鋼が囁く。
こくん、とファイは頷いた。

例え誰かから与えられた気持ちでも、ファイは大好きな人と共にいたかった。






この後は少々短いですが、軽いR18展開になります。









「信じられるか?」
黒鋼が囁く。
こくん、とファイは頷いた。
例え誰かから与えられた気持ちでも、ファイは大好きな人と共にいたかった。



黒鋼は優しく微笑むと、ファイの肩を抱き寄せた。もう一度キスをする。
「いいか?」
「え?」
「いいな?」
黒鋼は再び尋ねながらそっとパジャマのボタンを外し、返事を待つ事もせずファイを押し倒した。
「!?」
何が起きたのかファイが理解した時、黒鋼は既に胸の飾りを弄んでいた。
「いやっ!」
ファイは叫んだ。身を捩り抵抗しようとしたが、反って服を脱がせる手助けをすることになってしまった。
いくらファイが逃げようと必死になっても逃れられない。黒鋼は胸に唇をつけ激しく吸い上げた。
「あぁっ・・」
心まで操られた黒鋼に愛撫されてもファイは悲しいだけで。
涙がポロポロと零れて止まらなかった。
黒鋼はファイの涙に気付くとそっと舌で舐め取った。涙の筋に合わせ、耳へ、首筋へと舌は移動して行く。そしてその間、大きな手はファイの固い蕾をほぐし続けていた。
ヒクヒクと躰が震える。確かに気持ちいいのに、心は張り裂けそうだった。黒鋼は愛の言葉を囁きながら指を蕾から出し入れしている。
もしもチャイムに気付かなかったら、黒鋼と話す事さえなかっただろう。デートの約束も、キスも、愛の言葉も、肌を触れあうことも、何もかも。
それが解っていたから、ファイは静かに涙を流しながらも黒鋼を受け入れた。


END




*Edit TB(-) | CO(0)

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆Novel List  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。