小説 鷹の口づけ


スポンサー広告

スポンサーサイト

--.--.--  *Edit 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



*Edit TB(-) | CO(-) 

パラレル 」
黒ファイ地球防衛軍

4.家宅捜索失敗

2012.12.16  *Edit 

4.家宅捜索失敗

黒鋼とファイの家宅捜索は失敗に終わった。ファイのいうとおり、理事長室のカギは侑子の時とは変わっていて、学校に忍び込んだものの理事長室の奥の部屋はおろか、理事長室にさえ入れなかったのだ。そしてそれはもう1週間になろうとしていた。
お昼休みに二人でお弁当を食べながら黒鋼は確信を込めて言った。
「これだけ警備が厳重なんだ、絶対に何かがある!」
しかしファイはまだ心配で、憧れの黒鋼と一緒にお昼を食べるという幸せに浸ることも出来ずにいた。
「先輩、もう諦めましょうよ」
「タメ語で話せ。何回言わせんだ」
「じゃぁ・・。黒鋼君、諦めようよ」
遠慮がちに小さな声でファイが囁いた。顔を真っ赤にしている。
「? お前熱でもあるのか? 真っ赤だぞ。そういや、身体が弱いって言ってたな。大丈夫か?」
「だ、大丈夫。ね、やめよう?」
慌ててファイは答えたが、しかし黒鋼は首を振り、そして叫んだ。
「そうだ、理事長室の掃除がある! 確かうちのクラスが担当だったはずだ」
「でも、掃除しなかったらバレちゃうよ」
ファイはなんとか黒鋼を止めたかった。
「バカ、掃除の時は探るだけだ。後で入れるように細工をしておくんだ」
黒鋼は顔を輝かせた。しかしファイはずっと気になっていたことを口にした。
「思うんだけど、7時間目があるって、確認してからの方がいいんじゃないかな。オレ達が7時間目があると思うのは、チャイムの音を聞いたからだけだし」
「じゃぁどうするんだ?」
ファイは、少し考えてから、言った。
「6時間目をさぼって、その後のみんなの様子を見てたらどうかな? 明日でちょうど一週間たって同じ時間割だし、もし7時間目がないなら、みんな部活や家に向かうじゃない?」
なるほど。黒鋼は頷いた。
「そうだな。どうせもう皆勤賞も取れないし、少しくらいさぼってもいいか」
こうして二人は6時間目をさぼり、皆の様子を観察することにした。






*Edit TB(-) | CO(0)

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆Novel List  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。