FC2ブログ

小説 鷹の口づけ


スポンサー広告

スポンサーサイト

--.--.--  *Edit 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



*Edit TB(-) | CO(-) 

堀鍔学園」
堀鍔学園(つづきもの)

宴のあと

2012.04.23  *Edit 

R18です。






堀鍔学園 3 宴のあと

「ねぇ黒みゅう先生ぇ、怒んないでよぉ~。後で取っておきの日本酒を持ってお部屋に行くからさぁ」
ファイの甘いご機嫌取りと酒の誘惑に負けた黒鋼は、渋々返事をした。
「ふん」
「わーい」

そしてそれから一時間と少し経過して。
 ファイは職員宿舎の黒鋼の部屋にいた。
「はい、約束のお酒だよ~。甘いのにさっぱりしてるんだって」
ファイはそう言うと、酒瓶と共に杯を二つテーブルに置いた。
「ふん・・・。『だって』ということは、俺に毒味させる気だな?」
「違うよう、オレも飲んだんだけど、とっくに酔ってた時だったから、覚えてないんだよねぇ」
黒鋼はへらへらと笑うファイを少し睨むと盃に酒を注ぎ、まずは香りを確かめ、そして一気に飲み干した。
「どう?」
ファイが訊く。
「・・・・・。」
黒鋼は返事をしないまま自分の盃に再び酒を注いだ。
「ねぇ美味しい?」
ファイが膝を近付け、黒鋼の顔を覗き込んだ。そして黒鋼はやっと口を開いた。
「お前も飲め」
そう言うと杯を口に運び、ファイの肩を抱いた。そしてそっと引き寄せると口移しで酒を飲ませた。
「んっ…」
ファイの小さな口の端から酒がこぼれ、顎、首筋へと滴る。黒鋼は全て飲ませると、口付けを解き、舌先でこぼれた酒を順に舐め取っていった。
「はぁんっ…」
「美味かったか?」
しかし黒鋼は返事を待たずにファイの唇に自らのを重ね、貪る様にキスをした。舌に応えるファイはやがてはぁはぁと息を吐き、潤んだ瞳で酒よりも甘い嬌声(こえ)をあげた。
「はぁっ…くろさ…まぁ…」
黒鋼はファイを抱き上げるとそっとベッドに横たえ、今度は引きちぎらないよう、丁寧にボタンを外した。シャツを脱がせ、自分も服を脱ぐ。
 酒が伝った首筋をもう一度、舐める。そして下へ下へとキスの花を咲かせていった。
キスの度にピクン、とファイの身体が震える。
「おまえの身体、甘いな。」
黒鋼の囁きに、更に身体が濡れてゆく。ファイの敏感な様子に、黒鋼は意地悪く言った。
「おまえ、俺の声だけでも感じてるのか?」
ファイは真っ赤になって両手で顔を覆った。あながち間違いではない。耳元で囁かれながら、乳首だの首筋だのを攻められると、普段以上に感じてしまうことに、最近気づいていたのだ。
「そ、そんなこと・・・」
否定しようとしたが、黒鋼は内腿に手を伸ばしながらこう言った。
「じゃ、試してやるよ」
「えっ・・」
内腿を右手でさすりながら、左手は乳首を刺激する。そして時折耳朶を甘噛みしながら、耳元で囁く。
「ファイ・・・」
普段呼ばれない名前を呼ばれた。しかもいつもより更に低く魅力的な声で。ドキン、と心臓が高鳴る。情事の時はいつも、更に低い声だけれど、一番ファイが呼んで欲しかった自分の名前を囁かれ、一気に気持ちが昂ぶる。イヤらしく動いていた右手はいつしかファイを通り越して秘部を解し始めていた。
「黒様・・そこじゃ・・なくて・・・」
黒鋼は聞いていない。なかなかファイ自身を触ってくれない黒鋼に、もう一度懇願する。
「黒様、お願い・・触って・・・」
「ダメだ」
「お願い、あっ! ああっん・・・」
黒鋼の指が進入し、掻き回す。乳首を触るのも忘れていない。ファイは、やっとの事でもう一度懇願した。
「黒・・様・・・、お願・・い、触ってぇ・・」
涙が目の端に滲む。もう限界だ。イクなら黒鋼の手でイキたいのに。黒鋼はペロリと乳首を舐め、限界に震えるファイを見て、もう一度耳元に口をつけた。
「ファイ、愛してる・・・」
「!・・・」
その瞬間、ファイは勢いよく果てた。
「あぁ・・・」
朦朧とする意識の中、ファイは黒鋼の言葉を反芻していた。この気持ちを、きっと幸せというのだろう・・。
 黒鋼は、ずっと言いたくても言えなかった言葉を言うことが出来、少しだけ満足したが、いつもより艶めかしく、しかも声だけで感じている様子のファイの淫乱さに煽情され、乱暴に態勢を変えるとファイを後ろから貫いた。
 「ふう・・っん・・」
いつもより、感度がいい。そのままファイを起き上がらせると、乳首をつまみ、ファイを握った。そして耳元に囁く。
「出したばっかりのくせに、もう固くなってるぞ」
「・・・・っ」
恥ずかしさにファイは身をよじらせるが、黒鋼が力を込めなくてもファイの力では敵う筈もなく。動こうとすればするほど更に刺激されるだけだ。
「動かして欲しいのか。インランだな」
「ちが、あっ」
黒鋼がファイを扱く。ファイの先から再び少しずつ滴り始めた。
「次はどうして欲しいんだ?」
唇が触れそうなほど耳元で、しかも扱かれながらこんな意地悪なことを言われ、ファイは恥ずかしさに瞳を閉じた。一度果てたせいか、黒鋼の言葉のせいか、体中に力が入らない。黒鋼は更に意地悪に言った。
「先刻は触って、とか一生懸命おねだりしてたじゃねぇか。もう仕舞いでいいのか?」
「そんなこっ・・・、あっ、やんっ・・」
少し乱暴に耳朶を甘噛みされ、ファイは思わず大きな声を出してしまった。
「ほら、どうして欲しいんだ?上手におねだりすれば言うとおりにしてやるぜ?」
「そ、んな・・や・・」
「じゃぁ、仕舞いにするぞ。いいな?」
黒鋼に訊かれ、ファイは思わず迷ってしまった。黒鋼はファイを扱くのを止めてしまい、そっと掴んでいるだけだった。本当はもうちょっとだけ続けて欲しい・・。先刻から黒鋼は、ファイに自身を挿れたまま全く動かしてくれていない。このまま終わりにするということは、ただ身体を離すだけということなのだろうか?あとほんの少し、愛撫して欲しかった。
「いいんだな?」
黒鋼に念を押され、ファイは小さく首を振った。
「聞こえねぇぞ」
「・・ぅごい・・・て・・」
正に恥ずかしさで顔から火が出るとはこのことだ。ファイは意味がないと知りつつ、右腕で両目を隠した。せめて、瞳の表情だけでも隠せば恥ずかしさが減るような気がした。
「聞こえねぇな。」
きっと黒鋼はわざと聞こえないふりをしている。そう思うとファイは恥ずかしくて仕方なかった。
「どうして欲しいんだ?ファイ」
再び耳元で名前を呼ばれた。ファイはそっと瞳から腕を外すと、潤んだ瞳で、蚊の鳴くような声で言った。
「黒様・・・お願い・・・動いて・・」
「インランな奴だな」
黒鋼は意地悪にそう言うと、やっと動き出した。ファイはたった一度自分の中を擦られただけで、白液を放出してしまった。
「あぁぁっ・・」
(オレ、淫乱なのかな・・)
ほんの少しの動きでこんな嬌声(こえ)をあげ、我慢できずに出してしまう自分に思わずそんな事を考え、益々恥ずかしくなる。黒鋼はそんなファイの気持ちを知ってか知らずか、一段と激しく突き上げた。
「あぁん、はぁぁ、・・」
「おまえの嬌声(こえ)、すっげーエロイな・・」
ファイは黒鋼を一杯に感じながら、恥ずかしくて恥ずかしくて、無意識にきつく締め上げていた。すぐそこに感じられる、黒鋼の息遣いにも煽られて、益々黒鋼が欲しくなり、どんどん締め上げる。
「黒様ぁ、もっとぉ・・」
突き上げる度、快感にひくん、ひくんと身体が震えている。
「あぁん、黒様ぁ、あぁんっ、いいよぉ・・」
「おい、少し力抜け。」
黒鋼が言ってもファイの耳には入っていない。仕方なく、黒鋼はぴたっと動くのをやめた。
「・・・?くろ・・さま・・?」
不意に快感が止まってしまい、ファイは首をかしげる様に黒鋼に呼びかけた。
「もう終わった方がいいのか?」
黒鋼は意地悪な口調で訊いた。
「えっ」
何が何だか解らないファイに黒鋼はにやっと笑うと、言った。
「締め過ぎなんだよ。もっとヤリたいなら力抜け」
「!!」
ファイは真っ赤になって身体の力を抜くとそっと布団を指さし、
「あの、オレ、こっち側の方が力が・・・」
ともごもごと消え入りそうな声で言った。そしてその意図がわかった黒鋼は
「やっぱインランだな」
と言い、挿れたままでファイを俯せに押し倒した。
 腰を掴み、たった一度激しく突き動くだけでファイはまた放出した。
「はぁぁん・・・黒様ぁ・・」
態勢を入れ替え、黒鋼が更に突き上げる。
ファイの何度目かも判らない放出の後、黒鋼は自身を引き抜いた。
「咥えろ」
黒鋼の命令にファイは小さな口で奉仕を始めた。
「あぁ・・」
快楽に思わず黒鋼は声を漏らした。ファイは袋を丁寧に揉みながら、筋に歯を立てないよう、舌でぺろぺろと舐め始めた。
「ちゃんと咥えろよ」
黒鋼はそう言うと、ファイの頭を自分に押しつけた。
「んっ、く、るし・・・」
ファイの頭を掴み、固定すると、自分が少し動いて刺激する。ファイは舌を這わせながら口いっぱいに広がる黒鋼の男らしさを感じていた。
「あぁぁ」
ぴゅうっ
黒鋼もついに放出した。ファイの口から溢れた白い液体がいやらしく光っている。
「んんっ。黒様の、美味しい・・・、黒様ぁ、もっとちょうだい」
ファイは恍惚の表情でそう言うと、もう一度黒鋼を口に含んだ。
「しょうがねぇな」
黒鋼はファイの口から自身を放すと、不満げなファイを自分の上に跨らせた。黒鋼がファイを、ファイの口がまた黒鋼を含む。
「あぁん、黒様ぁ、やっ、んんっ」
「あぁ、コレやるとおまえ、しゃぶるどころじゃないんだったな」
黒鋼はそう言って起き上がると、ファイを四つんばいにし腰を抱いた。ファイを扱き、秘部を刺激する。指を3本入れて壁を探ると
「あぁっっっっ!はぁぁん・・・」
ファイは甘い甘い嬌声(こえ)をあげた。
「おまえ、本当にインランだな」
黒鋼はそう言うとファイを突き上げた。
 嬌声は、いつまでもやむ気配はなかった。


 職員宿舎の部屋の前で、ユウイは立ちつくしていた。黒鋼先生の部屋から聞こえてくるかすかな嬌声(こえ)は、間違いなく兄のものだ。そして黒鋼先生は男の人で。
 ユウイは頭を振ると、とりあえず兄の部屋の鍵を開け、ベッドで毛布をかぶった。


ユウイ編に続く



*Edit TB(-) | CO(0)

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
 ◆Home  ◆Novel List  ◆All  ◆通常ブログ画面  ▲PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。