小説 鷹の口づけ

鷹の口づけの小説が引っ越してきました。CLAMP先生のツバサ 黒鋼×ファイ のBL小説です。

【  2009年11月  】 更新履歴

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教育実習生

2009.11.17【 パラレル

 ファイはコーヒーショップに入るとマフィンとブルーマウンテンを注文した。椅子に背広の上着を架け腰掛ける。また先日の侑子先生の言葉が思い出された。「ファイ先生にはクラス担任として指導教官になって貰います。教科は違うけど、ま、気にしないで。教科は草薙先生が見てくれるわ」「ファイ先生、二人三脚で頑張りましょう」草薙先生が手を差し出した。「はい、よろしくお願いします・・・」自信なさげに答えたファイを、草薙先...全文を読む


教育実習

2009.11.17【 パラレル

 侑子はふと窓の外に目をやった。見慣れた金髪と見慣れない黒い人物が一緒に登校してきた。「あぁら、お似合いじゃないの」思わず声に出すと、一冊のノートを取り出した。ファイ先生は近々運命の人に出会うだろうとなんとなく思っていた。二人の出会いは必然なのだ。侑子は一人微笑むと教育実習生の紹介文を訂正した。「ファイ先生の彼氏、黒鋼先生です」侑子の紹介に会議室はどよめき、黒鋼は大声で怒鳴った。「なんで俺がコイツの...全文を読む


時間 その1

2009.11.17【 時間

 時が経つのはなんて早いのだろう。戦闘に出掛けて行く黒鋼を見送りながら、ファイは思った。谷にいた頃は時が進んでいるのかさえ分からないほど、時間が経つのは遅いものだと思っていたけれど。日本国に来てから、時の流れるのが異常に早く感じられる。特に、黒鋼と共に過ごす時間は。いつもあっという間に朝が来て慌ただしく仕事に出掛け、中々夕刻にならず、そして闇に包まれてから陽が昇るまであっという間。「あ・・・」仕事中...全文を読む


時間

2009.11.17【 本誌沿い(長編)

 ブログ小説で展開していた「時間」です。その1その2その3その4その5その6その7その8と蛇足...全文を読む


時間 その2

2009.11.17【 時間

 魔物が剣を振り下ろした瞬間、黒鋼はマントを靡かせジャンプした。そしてその剣は黒鋼の頬を掠め、マントに着地した。黒鋼は更なる攻撃に備えて移動し、マントはビリッと音を立てて破れた。「クソっ」舌打ちすると黒鋼は魔物の横へと回り込み、叫んだ。「破魔・龍王陣!」肩口に切り付けると再生しない内にと更に同じ場所を切り付けた。何度も切り付ければいつか再生が追いつかなくなると考えたのだ。その考えは間違ってはいなかっ...全文を読む


時間 その3

2009.11.17【 時間

 間延びした声が場違いに響いた。「あ~れ~、くろぽんだ~。なんでこんな処にいるの~?」あんまりな台詞に蘇摩が驚いてファイを見た。「なんでって、俺は警備で・・・って、俺の事よりお前こそなんで戦場(いくさば)に来てんだ?知世に禁止されてるだろうが!」黒鋼が怒鳴るとファイはへへんっとばかりに胸を張って答えた。「ちゃんと命令されました~」「嘘吐くんじゃねぇ、知世がそう簡単に令を覆すかっ」ファイは人差し指を立...全文を読む


時間 その4

2009.11.17【 時間

 結局ファイは留守番となった。自分は薬師として戦場に派遣されている。知世姫は見ていないが、必ず後でばれるだろう。罰として何をさせられるかわからない。たいていのことなら笑って済ませられるが、最近の知世姫はファイを着せ替え人形よろしく自らデザインした着物を着せたがっている。良い口実を与えたくないというのがファイの本音だった。 黒鋼と蘇摩は部下と共に手分けをして付近の探索を始めた。蘇摩の話ではこちらに向か...全文を読む


時間 その5

2009.11.17【 時間

 怪我人達は護衛と共に白鷺城へと向かって出発した。医局長である植田が帯同し、ファイは残る事となった。「オレってからかいやすいのかなぁ・・・」と言うのは局長とファイのどちらが残るか話し合った時、決して人をからかったりしないだろう植田がこう言ったからだ。「ファイ、そうすればあなたの願い通り黒鋼と共にいられるでしょう?」無論それだけが理由で残ったわけではない。ファイのように薬師としても戦士としてもある程度...全文を読む


時間 その6

2009.11.17【 時間

 「勿論薬師は薬師だ。持ち場に戻れ」黒鋼の言葉にファイは憤慨した。「黒様、オレだって役に立ちたいんだよ!それに先刻あっちとこっちで魔法の感じがした。オレが居た方がいいと思う!」ファイはそう言いながら魔力を感じた方を指差した。確かに自分は魔力を感じとる事は出来ないのだからファイが居た方がいいのかもしれない。黒鋼はくノ一に尋ねた。「おまえはどうだ?感じたか?」いいえ、とくノ一は首を横に振った。黒鋼は小さ...全文を読む


時間 その7

2009.11.17【 時間

 「はい!行って来ます!」ファイがやっと了承したので蘇摩は伝令を呼ぶと言った。「黒鋼にファイが参戦する事を伝えてください」「えっ、本当ですか?」伝令は嬉しそうだ。蘇摩はファイがこちらに近い方の魔物が居た場所に配置する事等を伝えてもらうことにした。「そうだ、キミ、黒鋼・・・団長に伝えたらオレのところに戻って来てくれないかな」「はい、わかりました」「そしてその時に黒・・・団長から戦況と合わせて魔物の様子...全文を読む


時間 その8

2009.11.17【 時間

 「あのヤロウ、まだ生きていやがったのか?」黒鋼は今にも奥義を繰り出しそうな勢いで憤慨していた。しかしファイは首をひねった。「んー。そういう訳じゃないと思うよ。だってこれ大分古い型だし。黒様が真っ二つにしちゃったから再現することは出来なくなっちゃったけど、きっとこれ、大分前からここにあって少しずつ魔物を作り出していたんだと思うよ~」「ああっん?俺がこれを真っ二つにしなかったらお前は死んでいたかも知れ...全文を読む


包帯

2009.11.17【 本誌沿い

 「お返しだよ、黒様」「・・・ぶっとばすぞ、てめぇ」一瞬の沈黙。ファイはすとんと黒鋼の隣に座った。「ん?」ファイは一転しおらしく下を向いている。そして意を決したように黒鋼に向き直った。「ありがとう、黒様。オレ、あの時黒様が助かるならオレが犠牲になってもいいって思ったんだ。でも、今は一緒にいられて嬉しい。本当にありがとう。」「何言ってんだか」「何ってだからありがとうって・・・」言いかけるのを黒鋼は制し...全文を読む


Remember me

2009.11.17【 堀鍔学園(短編)

 それは、誰が投げたボールだったのだろう。そのボールはホイッスルを鳴らそうとしていた黒鋼先生の後頭部に当たった。「うっ」黒鋼はその場に蹲り、ばたりとグランドに倒れた。「先生!」「黒鋼先生!」「誰か、星史郎先生を!」「救急車だ!」口々に叫ぶ生徒の声に、星史郎と侑子が気付き、グランドに駆け寄った。「黒鋼先生?」「侑子先生、ちょっと待って下さい」星史郎はそう言うと、男子生徒を呼び黒鋼の大きな体を仰向けに寝...全文を読む


物書きと使用人のお話

2009.11.17【 パラレル

 気がつくとオレは君を見ていた。気がつくとオレは君を好きになってた。許されるはずもないこの想いを、どうすればいいのだろう。オレは子供の頃から身体が弱くて、いつもベッドで本を読んで過ごしていた。自分とは全く違う、溌剌とした男の子が悪に立ち向かってゆく話や、空想上のモンスター達を次々と倒す冒険者の話などを読むのがとても好きだった。村のみんながジュニアスクールに通う頃になってもオレはやはり病気がちで。心配...全文を読む


蒼の指輪

2009.11.18【 本誌沿い

 「君には必要だと思うけれど」義手を届けに日本国へやって来た封真の台詞に、黒鋼は眉間の皺を増やして言った。「対価は?」「俺はもう貰ったよ。侑子さんからね」黒鋼はファイを振り仰いだ。「オレが魔女さんに頼んだんだ」 その時、不意に侑子が現れた。「侑子!」モコナが驚いた。「そろそろ対価が貰えるかなーと思って覗きに来たんだけど」「はい、今丁度取り出す所です」ファイはそう言うと魔法を唱えた。やがて瞳から蒼い宝...全文を読む


30年後

2009.11.19【 本誌沿い

 ファイに蒼い瞳が戻った。しかしそれは別れの始まりだった。   30年後   五十路を過ぎた黒鋼は年齢の割に肢体は逞しかったが、歳を重ねて行くに連れ白髪が増え、頬には皺が刻まれた。若い頃と違わぬ凛とした姿勢と気迫は若い者の手本となり、剣術の師範として白鷺城に通う日々を過ごしていた。一方ファイは初めて出会った時の姿のままと言ってもよい若々しさだった。元々長寿な上次元移動の旅は成長や老化を遅らせるのだか...全文を読む


後ろ姿

2009.11.20【 本誌沿い

 ピッフル国に到着して3日目を迎えていた。到着した一昨日は町の何処に羽根があるかまでは判らなかったが、二日目の昨日、遂に判明した。エネルギーパックとして有名だったらしい羽根がドラゴンフライレースの賞品になった事が大々的に報道されたのだ。街のホテルのロビーでファイと一緒に読めない新聞を広げていたモコナは思わず声を上げ、部屋でテレビを見ていた黒鋼とサクラは画面を指差し、街で情報収集をしていた小狼は街頭の...全文を読む


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